従来、Oil&Gasの世界において、係留索を接続するためには浮体施設側にチェーンテンショナー、チェーンロッカー、フェアリードなどの高価な機器を備える必要がありました。特にフェアリードチェーンは破損しやすく、メンテナンスが欠かせない状況でした。そこで開発されたのがFirst Subsea社のPMCです。 浮体側にレセプタクル（メス）を装着し、係留索の末端に繋いだマンドレル（オス）をレセプタクルに貫入することで接続が完了するシンプルな構造です。高価な機器類を備える必要が無くなるばかりか、施工時間が大幅に短縮できるため、高価な船舶費用の削減にも繋がります。 また、機械式システムのため信頼性も高く、昨今では再生可能エネルギー分野でも採用が進んでおり、浮体式洋上風力発電施設においては世界の主要プロジェクトで採用された実績を持ちます。