ケイライン・ウインド・サービス株式会社

昨年４月にはグローバル企業のEGS Survey Pte Ltd（ＥＧＳ）と海洋地質調査事業を対象とした新会社「EK Geotechnical Survey合同会社（ＥＫＧＳ）」を設立いたしました。ＥＧＳ社は、世界の国々の海底電力ケーブル敷設ルートの調査や洋上風力関連の調査で豊富な知見と実績があります。ＥＫＧＳは、昨年９月に地質調査船「EK HAYATE」を就航させました。同船は全長７８メートル。定点を保持するダイナミック・ポジショニング・システム（ＤＰＳ）や、動揺補正機能を備えたドリルタワーを搭載し、土壌のサンプル採取や洋上ボーリングなどを行います。水深２５０メートル程度までの地質調査に対応し、オプション機器を装着すれば、水深４００メートルの調査も可能です。甲板上には、各種の測定機器からなるラボを備えております。船の特徴のひとつが、日本籍に日本人船員が乗船すること。外国籍船が国内で作業するのに必要な許可が不要となり、顧客ニーズにスムーズに対応することが可能となりました。