株式会社 商船三井

商船三井は140年にわたる海運会社としての知見を活かし、洋上風力関連事業においてサプライチェーンに貢献すべく取り組んでいます。一例として風車への技師のアクセスを支援すべくSOVやCTVがあります。SOVでは、台湾にて運航中のアジア初の新造SOV"TSS Pioneer"に続き、2隻目・3隻目となるSOVを建造中です。CTVでは、2023年に石狩湾新港洋上風力発電所の建設向けに３隻を投入し、日本の洋上風力発電事業においても必要となるCTVの運航の知見を蓄積しています。また船舶のみならず、国内最大規模の風車メンテナンス企業である株式会社北拓と資本提携し、船舶とメンテナンスという両者の強みを掛け合わせ、業界のパートナーから選ばれる存在となることを目指します。また洋上風車の大型構造物輸送の需要に際し、26年春には国内初の内航モジュール船を竣工予定であり、冬季の輸送の安全性向上や工程短縮に貢献します。さらに浮体式洋上風力事業にも積極的に取り組んでおり、ノルウェーのOdfjell Oceanwind社に出資、同社の浮体式案件へのサポートのほか、NEDOのGI基金愛知県沖浮体式洋上風力実証事業への取組を通じて、国内外の浮体式洋上風力の実用化に貢献します。当社の培ってきた海洋事業・海洋構造物の運用を活かし、浮体式洋上風力発電のサプライチェーンに貢献し同分野でのリーディングカンパニーを目指します。